第953話 地政学的に横浜駅を観る
第一章 「横浜駅の歴史」が面白い! 横浜駅の歴史は横浜市の近現代史を語るキーワードになる。 横浜駅の彷徨から開港の近代史が、 三代目横浜の東西戦争からは戦後史が見えてくる。 近代以降、 <駅>の視点で横浜を観ると探ってみ…
(横濱界隈通信)様々な横浜界隈を歴史から現在まで一つひとつたどりながら紹介していきます。
第一章 「横浜駅の歴史」が面白い! 横浜駅の歴史は横浜市の近現代史を語るキーワードになる。 横浜駅の彷徨から開港の近代史が、 三代目横浜の東西戦争からは戦後史が見えてくる。 近代以降、 <駅>の視点で横浜を観ると探ってみ…
昭和の記憶に開港の時代が刻み込まれている瞬間に出会う。吉田町では、店の名に<土手>をツケて呼んでいたと聞いて久しぶりに痺れた。 これこそ昭和に伝わっていた開港の記憶だ! 吉田町の大店(おおだな)だった「武蔵屋呉服店」は当…
1930年(昭和5年)に発行された「東京横濱電鐵」の沿線案内を兼ねた路線図の一部です。 この路線図をネタにこの時代を少し読み解いてみます。 現在と異なっているのが、 ○国鉄線の「程が谷」→「保土ケ谷」 一昔前は「保土ヶ谷…
今回は謎のみで<解いていません> (大岡川運河群の誕生) 大岡川下流域はかつて大きな入海で、江戸期に吉田新田が干拓で誕生します。この吉田新田の誕生によって「大岡川」「中村川」「派大岡川」が誕生します。 この時点では、新田…
前回、 五雲亭貞秀が描いた代表作の一つ「横浜鉄橋之図」から野毛近辺をクローズアップして風景を読み解いてみました。今回も引き続き、「横浜鉄橋之図」鉄の橋の下を通過する荷物満載の船と横浜製鉄所、魚市場あたりを眺めてみることに…
・横浜絵の誕生 開港後、初代イギリス公使オールコック(Rutherford Alcock)が「人の住まぬ湾のはしの沼沢から、魔法使いの杖によって、日本人商人たちが住む雑踏する街ができた」「魔法使いの杖 の一振りによって茸…
※なんとサボりにサボって2018年初ブログです。まずは慣らし運転で。 大岡川の橋を良く渡ります。 中でも「都橋」を渡ることが一番多く、好きな橋でもあります。橋には<蒲の穂>をモチーフにしたレリーフが飾られています。親柱の…
1923年(大正12年)9月1日 関東大震災で横浜市域は多くの人命、財産を失います。 実質、東京より被災度が大きかった横浜は、帝都東京を復興するという最優先の下 独自の震災復興を目指さなければなりませんでした。 多くの企…
来年は明治維新150年にあたります。 横浜は開港159年。吉田新田完成351年。2018年を迎えるにあたり 平成30年 そして平成31年には 日本近代史上、初の穏やかな平成の終わりを迎える年となります。 ということで 改…
歴史上横浜市域における<いくさ>はあまり多くなかったようです。 中世期に 幾つか横浜の戦いがありました。 横浜の中世史に関心のある方に横浜の<戦場>は? と質問すると、 多くの方が挙げるのが、緑区の「小机城」と 神奈川区…