【横浜の橋】№0 「2016年 横浜の『橋』」

新年明けましておめでとうございます。
今年2016年は年間を通して幾つかのテーマに絞っていきます。
その一つが『橋』です。橋は川や谷、鉄道や海といった人が通れない場所を<繋ぐ>役割を持っています。橋をめぐる物語は深い味わいがあります。橋そのものの構造やデザインの面白さ、地域の繋がりなど地味で小さな橋にも光を当てていきます。
さて?どんなドラマに出会うか。始めることにしましょう。
橋をテーマにする以上、横浜市内に一体どのくらいの数あるのでしょうか?
凡そ数だけでも知っておく必要があるだろう   ということで調べてみましたが、簡単に横浜市内の橋梁数を集計した統計データが見つかりませんでした。
理由はいくつかあります。一つは“管轄”が違うので“合算”しなければならないからです。横浜市が管轄している道路橋の数は約1,725です。※H27年4月現在
ここには<県・国>の道路橋は含まれていません。
次に
どこまでを<橋>とするかによっても数が変わってきます。
一般的に<橋>と呼ばれている道路橋の外に鉄道橋、人道橋(歩道橋を含む)、水道橋などを加えるとその数3,000を超えるでしょう。
鉄道橋の市町村データは公開されていません。また歩道橋の数字もかなりになるだろうと推測できます。[橋の基本知識]橋の種類
橋の分けかたは <役割><構造><素材>など色々あります。
<役割>
大きくは道路橋・鉄道橋・人道橋、水道橋(一部ガス橋)などがあります。<構造>
桁橋(ガーター)・アーチ橋・トラス橋・ラーメン橋・斜張橋・吊り橋
橋梁の種類
<素材>
コンクリート橋・鋼 橋・木 橋・石 橋・鋼橋とコンクリートの混合橋
そして <デザイン>で分けることもできます。
橋は土木分野の“花形”です。基本構造の基準を満たしていれば デザイン性の自由度が高いのが特徴です。
それぞれの特徴については 追々橋の話の中から紹介していきましょう。
[横浜の橋]といえばまず何から始めるか?
かなり迷いました。代表的な橋といえば
華やかで最も全国区の「ベイブリッジ」とかlightベイブリッジ01 歴史的には開港場の花「吉田橋」が挙げられます。
light_2015050814吉田橋 この二つの橋は 追々取り上げていきます。まずはどちらかといえば地味な【横浜の橋】の物語を探していくことにします。