8月 7

No.221 8月8日 (水)宿題は大丈夫?

夏休み後半、子供達!宿題は大丈夫ですか?
8月下旬になると天気の問合せが多いようです。
今日は8月8日、横浜の面白い観測データをネタに横浜観測宿題虎の巻をご紹介しましょう。

シオカラトンボ

その観測データによりますと、季節の動植物の観察記録を掲載しています。
2011年(平成23年)8月8日は“しおからとんぼ”が初めて観察された日です。同じく“つくつくほうし”も8月8日に初鳴きを観測しました!
では2012年は?
2012年(平成24年)“しおからとんぼ”は7月26日、“つくつくほうし”は8月3日に登場しました。
確かに、2012年の夏“つくつくほうし”遅めの登場でしたね。
2013年は?百日紅(さるすべり)が8月6日に開花しています。
“つくつくほうし”は7月28日の登場です。
こんなデータを観測して発表しているのが、横浜地方気象台です。
http://www.jma-net.go.jp/yokohama/koumoku/yoko47.htm

横浜地方気象台 どこにあるか知っていますか?
山手の外国人墓地のすぐ近くに素敵な建物が建っています。みなとみらい線「元町・中華街駅」のアメリカ山公園口を上る(エスカレーターで登れます)と目の前が「アメリカ山公園」です。※1

公園を抜けると敷地面積2,496㎡の敷地に建つ「横浜地方気象台」が見えます。この気象台、築七十数年を経てリニューアルされました。現存する気象台では三番目の歴史を持つ建造物なんですが、老朽化していたため歴史を活かしたリニューアルを担当した人物が、あの安藤忠雄さんです。

横浜地方気象台

横浜地方気象台が観測業務を開始したのは1896年(明治29年)で、場所はここではなく西波止場(現在の横浜市海岸通付近)にありました。
1928年(昭和2年)現在地(旧米国海軍病院跡)に移転してきました。

山手散策の際は、ぜひアメリカ山公園から横浜地方気象台を時間が合えば見学してからその先は ご自由に!!
横浜地方気象台:一般(一部)見学 平日 09:30〜17:00

※1「アメリカ山公園」
山手97番地は、元々アメリカ公使館の用地として予定されていましたが、実際に公使がこの地に住む事は無く時代が過ぎ、英米の民間人が住宅を建て住んでいました。終戦後アメリカ軍によって接収され敷地内に米軍住宅が建設されました。
1971年に米軍から返還を受けて国有地となり、2004年に横浜市が国から
用地を取得し立体都市公園として整備が行われたものです。

アメリカ山公園

横浜観測宿題虎の巻
横浜の統計
http://www.city.yokohama.lg.jp/ex/stat/
横浜のどうぶつえん
http://www2.hama-zoo.org
横浜自然観察の森
http://park15.wakwak.com/~yokohama/enkaizan/tyuukanhoukoku.htm
インターネットよこはま生き物観察図鑑
http://www.ikimono.info
東京ガス㈱環境エネルギー館
http://www.wondership.com
こども宇宙科学館
http://www.sciencemuseum.jp/yokohama/

8月 7

No.220 8月7日 (火)Visit Yokohama MM

ホテルは街の魅力のバロメーターです。
素敵な街には良いホテル・旅館があります。横浜ホテル事情を観察すると、横浜の魅力度が見えてきます。
1997年(平成9年)8月7日の今日、みなとみらいに3番目のホテル「パン パシフィックホテル横浜」が開業しました。現在は「パン パシフィック横浜ベイホテル東急」と経営母体が変わり改称されています。

「パン パシフィックホテル横浜」は、クイーンズスクエア横浜の運営会社である横浜・シティマネジメントが“みなとみらいエリア”3番目のラグジュアリーホテルとして開業しました。東急電鉄グループが海外ホテル経営を行っていたパン パシフィックホテルズの日本進出(逆輸入)旗艦店として、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル、横浜ロイヤルパークホテル(当時横浜ロイヤルパークホテルニッコー)に次ぐ話題の進出となりました。
http://pphy.co.jp
2007年(平成19年)に創業時の横浜シティ・マネジメントから東急ホテルズ傘下の横浜ベイホテル東急ヘ経営権が譲渡され「パン パシフィック 横浜ベイホテル東急」と改称されました。

“パン パシ”のめざすラグジュアリーさは
“personalized care, because we genuinely care”の実現を目指し、全従業員(アソシエイツ)がお客様ひとりひとりに妥協なきおもてなしを施す姿勢から導き出されています。(少しCMっぽくなってしまいましたが)
1997年(平成9年)当時から、ホテルレストランの目玉として
地元横浜市出身の石鍋裕シェフがプロデュースする、『フランス料理 クイーン・アリス』がオープンするということで話題になりました。
また、中国料理は総料理長 脇屋友詞の「トゥーランドット游仙境」の開店という有名料理人のお店がホテルに進出する相乗効果を狙った展開がブームになりました。

みなとみらい地区が1989年以降開発されるに伴い、横浜観光の軸が明治大正時代が薫る山手、山下エリアと新しい都市空間としてのMMエリアが形成されることで横浜の魅力に幅がでてきました。当然、ホテル進出競争も起こり、みなとみらい周辺には90年代から次々とホテルが進出しします。

■ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル
1991年8月20日に開業。
http://www.interconti.co.jp/yokohama/index.html

■横浜ロイヤルパークホテル
1993年9月15日に開業。
http://www.yrph.com

ブリーズベイホテル(1990年9月)、ナビオス(1999年)、ワシントンホテル(2000年)に加え、新横浜にホテルアソシア新横浜(2008年)桜木町駅前にはニューオータニイン(2010年)が開業しましたが、

パークハイアット横浜、W Yokohama(共に2010年開業予定)の中止はリーマンショック以降の経済環境の激変とはいえ横浜ホテル市場にかげりを示す兆候とする関係者も多く、今後の横浜の“ビジット”能力が問われているでしょう。

(余談)
「パン パシ」ホテル正面玄関からのアプローチはわかりやすいのですが、クイーンズスクエア側からホテルに入る際、入口がわかりにくく開業当初一瞬迷いそうになりました。(その後ちょっと改善?されました)

【関連ブログ】
No.200 7月18日(水)無限の境界