大正初期ごろの風景と思われる。派大岡川吉浜橋近くで釣りを楽しむ子どもたち。
私の関心は右の釣りをする子どもたちより少し大人の人物二名。
荷物を背負う男性と、性別は不確かだが恐らく女性と思われる人物が写り込んでいる。そしてその人物は何か手持ちの荷物でカメラ目線では顔を隠しているようにも見える。日差しを避けているのか、写りたくないのか。
子どもたちに視点を移すと、5人の子どもたちの内、釣りは2名。
帽子を被る者2名。手彩色のため服の色彩はヒントにならない。
一番左の子供は 履いていた下駄を脱いでいる。
明治に始まった写真絵葉書の構図は大正・昭和に入るとカメラマンの意思、センスが感じられるようになる。人物も敢えて<配し>構成する意図があるようだ。 吉浜橋
1898年(明治31年) 鉄の橋に架替 設計は野口嘉茂
派大岡川南東に位置し、橫濱製鉄所※への連絡橋の役割を担った。
仕様:橋長27間2分(約49.1m) 橋幅4間2分(約7.3m) 横浜製鉄所
1865年(慶応元年八月二四日)1865年10月13日 竣工