日本のインフラ整備の歴史の中で、橋の設計は個性的です。
近所の小さな橋を幾つか探してみても工夫の跡が判ります。
特に海(湖)に注ぐ川の入口に架かる橋は、全国的に美しいものが多いようです。
1964年(昭和39年)9月25日の今日、
埋立てによって整備された河口に架かる八景橋が完成しました。
このあたりからの風景は、中々素晴らしいものがあります。
横浜市域を流れる川にはあまり大きなものがありません。
唯一の一級河川「鶴見川」はこのクラス最短に近い本川延長43Kmで、暴れ川の歴史を持っています。
河川法上の一級に準ずるのが二級河川(県の管理)ですが、市内で河口を持つ二級河川は帷子川(河口は西区)、大岡川(河口は中区)、宮川(河口は金沢区)、侍従川(河口は金沢区)の水系です。
市内に支流を持ち相模湾に流れ込む境川と支流の柏尾川も市内の重要な河川ですが今日は、これらの市内河川から、市内の河口に架かる橋の話しを少し紹介しましょう。
おすすめガイド系のお話です。
橋の上から海を眺めることが出来る“河口の橋”が横浜市域にも数多くありますが、中でも美しい風景を堪能できるのが六浦川「八景橋」付近から侍従川の河口「平潟橋」周辺です。
※絶景ポイントとしては「夕照橋」(平潟湾に架かる)がありますが河口ではないのでここでは除外しました。
内陸に深く入り込んだ平潟湾と係留されている漁船とヨット、モノレールの通過する光景は、人工美ではありますがリゾート地の風合いを醸し出しています。
六浦川と侍従川が平潟湾に流れ込むこの橋近辺は、
昭和30年代に埋立てで造られた土地です。
町名は金沢区柳町で昭和41年にできた街です。
昭和30年ごろ |
昭和初期 |
横浜の海岸線の殆どが戦後の埋立てによって形成されたものです。
多くの用途が工業用地でしたが、この六浦川・侍従川河口は住宅地専用に開発されました。
No.136 5月15日 フルライン金沢区
(横浜河口付近ギャラリー)
■大岡川水系の河口周辺といえば「万国橋」あたり
汽車道から万国橋 |
■大岡川水系、もう一つの河口周辺といえば「国際橋」あたり
■厳密には河口ではありませんが?“汐入橋?”
■帷子川河口は「東口ペデストリアンデッキ」橋?です。
そごうと日産を繋ぐ橋です。
■新田間川の河口も「そごうペデストリアンデッキ」です。
■滝の川河口付近「万代橋」から
■新田間川と帷子川が合流付近に架かる「みなとみらい大橋」
■Y市の橋です。
知る人ぞ知る?名画の場面となった橋です。 |
http://www.ima.or.jp/ja/collection/matsumoto.html
岩手県立美術館に松本竣介コレクションがあります