No.254 9月10日(月)わが国初のファミレス誕生

保土ケ谷バイパス上り車線(保土ケ谷陸橋あたり)から見える気になるレストランをご存知の方も多いのでは?
1969年(昭和44年)9月10日(水)の今日、「ハングリータイガー」本店(保土ケ谷)がオープンしました。


【1969年】創業の「ハングリータイガー」は、日本最初のファミリーレストランです。
一般的には“すかいらーく”1号店が、外食業界のファミレス第一号店となっていますが、(私は)「ハングリータイガー」がわが国初だと考えます。

今日は、わが国初のファミレス「ハングリータイガー」論を展開したいと思います。

(いつか来た道)
「ハングリータイガー」も、創業後1980年代後半に入り多店舗化を進めます。
バブル景気の頃から、意欲的に出店を開始します。
最盛期には神奈川東部を中心に30店舗以上にまで拡大しします。

94年頃のパンフです(Myコレクション)

1990年代後半に入り景気減退に伴う不況感、96年から2000年に起ったO-157騒動、BSE問題の逆風に耐えられず2001年に主力3店舗(保土ケ谷店、相鉄ジョイナス店、若葉台店)を残し、「北前そば高田屋」、「オリエンタルグリル」のタスコシステムに売却し生き残りを図ります。
2005年より徐々に拡大戦略に転換し、新規出店を進めています。

(ファミレスの定義)
「ファミリーレストランとは、主にファミリー客層を想定したレストランの一種。外食産業の一つ。「ファミレス」と略されることもある。」
「家族連れ3人以上を主な客層と想定した飲食店。」
「既にある程度加工された食材を、各店舗で調理することにより、味の統一や低価格を実現している。」
「ファミレスの特徴は、まず多様なニーズに応えられる豊富なメニュー。特にファミレスということから、子供向けメニューの充実など、家族連れで来ても満足出来る品揃えをリーズナブルな価格帯で揃えているところが多い。他にも広い通路や駐車場など、ファミリー向けの対応が様々に施されている。」
「こうした形態の店は1970年代から日本でも見られたが、ファミレスと略して呼ばれるようになったのは1980年代末からである。」

(食の外在化)
1960年代のファミレスは百貨店の「お好み食堂」でした。
たまに家族揃って出かける百貨店での外食が“ハレ”の儀式だった時代です。
高度成長、核家族化が進む中食は次第に「外在外」していきます。

ファミレスの定義に対して、ハングリータイガーは駐車場があり2人はもちろん、4人以上のファミリーに対応し、メニュー、店内の空間的アメニティの要素をとっても「ファミレス」の条件にマッチしています。しかも単独店舗ではなくその後チェーン展開していきます。

そうです、ハングリータイガーは1969年(昭和44年)9月10日(水)のオープンです。
すかいらーく1号店は1970年にオープンしています。
しかも、すかいらーくは残念なことに全て閉店してしました。
歴史的にも、現状でもわが国初のファミレスは「ハングリータイガー」です。
ただ、価格訴求するメニュー構成ではない点で従前のファミレスではないのかもしれませんが、保土ケ谷本店は、混雑時最大2時間待っても来店するファミリーも多く本来の『ファミレス』の域に達しているといえます。


(ちょっと ほめ過ぎかも!?)
でも一時代、横浜の「ハングリータイガー」を目指して他県から来る友人も多く自慢でした。
本店は 今後も不動の人気一番店でしょう。
もっとも近い星川駅からでも徒歩で20分以上かかる不便な場所にありながら客が絶えません。
車での来店以外は困難な場所に立地していますし、街道沿いとかではなく非常に判りにくい場所に出店しています。こうした悪条件にもかかわらず、最忙時の19時から21時ごろは、大変な混雑となります。土曜日、日曜日の1時間待ちは当たり前、2時間の時もあるといいます。
そのためにハングリータイガーでは、待つお客様のために、専用ウェイティングルームを作りドリンクや、つまみ、オセロやトランプなどのゲームを楽しめる工夫もしていました。(ちょっと前なので現在は未確認です)

■ハングリータイガー 保土ケ谷本店
所在地:神奈川県横浜市保土ケ谷区星川3-23-13
電話番号:045-333-7023
営業時間:11:00〜23:00(L.O.22:30)
定休日:元日のみ休業
http://hungrytiger.co.jp/

(余談です)
2012年1月28日(土)第42回旭区駅伝競走大会(ズーラシア駅伝2012)でハングリータイガーチームは優勝に輝きました。
http://www.city.yokohama.lg.jp/asahi/madoguchi/chishin/syogai/sports03.html

目的*駅伝競技を通じて健康増進を図るとともに基礎体力及び競技技術の向上を推進します。
日時*平成24年1月28日(土)
会場*よこはま動物園ズーラシア
参加資格*旭区及び近隣区在住・在勤・在学者・小学4年生以上
大会規模*参加数(当日受付時点)1,686人(281チーム) 、大会役員約170人

一般男子の部
出場55チームの中、
 第一位 ハングリータイガー 54分32秒
 第二位 MMごまあん 57分27秒
 第三位 チーム Shodai 59分31秒

(追伸)
2013年も「第43回旭区駅伝競走大会」が開催されました。

http://www.city.yokohama.lg.jp/asahi/madoguchi/chishin/syogai/sports03.html

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