【番外編】生麦、旧東海道を歩く

■準備編
散策日はできれば平日(月曜水曜を除く)の朝(午前10時くらいまで)出立がベストです。
理由は、散策ルートに「生麦魚河岸通り」「キリンビアビレッジ」があるからです。
「生麦魚河岸通り」は水曜日が定休のお店が多い。


店開きしている通りと閉まっている通りでは 全く別の表情です。
「キリンビアビレッジ」は月曜がお休みです。
http://www.kirin.co.jp/about/brewery/factory/yokohama/
(見学はネットでも予約できます)

■歴史編
生麦(なまむぎ)の地名はどこから?
諸説あります。
生麦の地名のいわれは、確定していません。
一般的に「地名のいわれ」には、その場所の歴史が反映しています。あまり厳密に考えず複数ある場合は、それらを全て楽しむのがベストです。
その地に因んだ呼び名の音(おん)に後で漢字をあてたりすることが良くありますが、ナマムギも貝が採れたことから「なまむき」が生麦にという説があります。
また、殿様が街道を通る際、ぬかるんでいた道に生の麦を敷き詰め一行を通したことからそのまま「生麦」となったという説、
古来砂丘を表す言葉に「ままむぎ」という語がありますがその音がなまって「なまむぎ」になった説の他にも幾つか説がありますが、それぞれにこの「なまむぎ」の地を表す特徴を示していますのでどれも楽しいものです。
(漁場 生麦)
江戸時代になり、街道筋が整備されてくると江戸・東海道筋の需要に応えるために近郊の農業や漁業が盛んになってきます。特に漁業に関しては江戸湾(東京湾)に八カ所の幕府認定の専用漁場がありました。その一つが「生麦」だったそうです。そのなごりというか、歴史を残しているのが「生麦魚河岸通り」です。

■ルート編
生麦散策のスタートは鶴見線「国道駅」から京浜急行「生麦駅」が手軽です。目的によっては逆コースも良いでしょう。


(テーマ1)
「生麦魚河岸通り」と「貝殻浜」を見て鶴見川河畔を歩く
貝殻浜はほんの一部だけ残してるだけ!(昔は迫力ありました)です。


(テーマ2)
「キリンビアビレッジ」見学を中心にする
http://www.kirin.co.jp/about/brewery/factory/yokohama/
最近ビオトープが完成しました。
ここのガス灯は、横浜で明治からガス灯を作っているマスオガス(現在東京ガスエネルギーフロント)さんが設置したものです。


(テーマ3)
杉山神社あたりまで足を延ばす(急階段です)。
 神社仏閣巡りには欠かせないアイテムです。


(食事は?)
お弁当派の場合は、「キリンビアビレッジ」の公園で食事できます。
レストランも完備していますし、勿論ビール試飲もできますよ。
生麦駅近辺にはレトロな食堂が幾つかあります。

(おみやげは?)
子育てまんじゅう
よねまんじゅう  

 


■サブコンテンツ
①「生麦魚河岸通り」朝市


②生麦陸橋(正式には生見尾人道橋)で 電車三昧(鉄道ファン向け)
JRが4路線(プラス1) 京急が1路線走る場所で、上り方向と下り方向の景色がまるで違うのもファンには垂涎ポイント?


③蛇も蚊も祭り
「蛇も蚊も祭り」は、鶴見生麦に伝わるお祭りで、昔は毎年6月6日に原・本宮地区が一緒に行っていましたが、明治の中頃から本宮の道念稲荷社と原の神明社の2ヶ所で別々に(同じ日)行われるようになったそうです。説明文も微妙に異なるところが 地域を二分した“こだわり”を見て取れます。

(道念稲荷社の看板)

 

横浜市指定無形民俗文化財
    蛇も蚊も(じゃもかも)
        平成4年11月1日指定
      行事の日 6月第1日曜日
      保存団体 本宮蛇も蚊も保存会
 蛇も蚊もは、約300年前に悪疫が流行したとき、萱で作った蛇体に悪霊を封じ込めて海に流したことに始まると伝えられています。この行事は、端午の節句の行事とされ、明治の半ば頃から太陽暦の6月6日になり、近年は6月の第1日曜日に行われるようになっています。
 萱で作った長大な蛇体を若者・子供がかついで「蛇も蚊も出たけ、日和(ひより)の雨け、出たけ、出たけ」と大声に唱えながら町内をかついで回ります。もとは、原地区(神明社)が雌蛇、本宮地区(稲荷神社)が雄蛇を作り、境界で絡み合いをさせた後、夕刻には海に流していましたが、現在は、両社別々の行事となっています。
    平成24年2月
            横浜市教育委員会

(神明社の看板)

横浜市指定無形民俗文化財
    蛇も蚊も(じゃもかも)
        平成4年11月1日指定
      行事の日 6月第1日曜日
      保存団体 生麦蛇も蚊も保存会
 蛇も蚊もは、約300年前に悪疫が流行したとき、萱で作った蛇体に悪霊を封じ込めて海に流したことに始まると伝えられています。この行事は、端午の節句の行事とされ、明治の半ば頃から太陽暦の6月6日になり、近年は6月の第1日曜日に行われるようになっています。
 萱で作った長大な蛇体を若者・子供がかついで「蛇も蚊も出たけ、日和(ひより)の雨け、出たけ、出たけ」と大声に唱えながら町内をかついで回ります。もとは、原と本宮で一体づつ作り、原のものが雌蛇、本宮のものが雄蛇だといって、境界で絡み合いをさせた後、夕刻には海に流していましたが、現在は、両社別々の行事となっています。
            平成5年3月
            横浜市教育委員会

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