【番外編】偽作三昧

福沢関連データを調べていたら偽作の横行を知りましたので紹介しておきます。
「福澤心訓」なる額装販売がいまだビジネスになっています。

「福澤心訓」は福澤諭吉が作成したとされていますが全くの偽作です。
「福沢心訓」、「福沢諭吉翁心訓」、「福沢心訓七則」、「諭吉心訓」、「心訓」、「七則」などとも呼ばれビジネスになっています。
これは売る側の責務として販売を直ちに中止すべきだと思います。
額装して高額で販売しているある会社にメールを送ったら、
「発売以来20年、クレームは一切ありません。」とのことでしたが 最近突然販売を中止しました。理由は判りません。
私の知る限り6人(社長4名、大学職員1名、芸能人1名)確認し、お伝えして(おそらく)もう掲示していないと思います。
著作権の権利をいち早く日本に伝えた福沢諭吉が泣きます。
慶應出身の“経営者”の方 特にご注意くださいませ!!!!

慶應義塾大学の公式見解です。
Q「福沢心訓七則」の内容を知りたい。
A福沢心訓七則は福澤諭吉が書いたものではありません。
 詳しくは以下の文献をご覧ください。
富田正文. 1963年. 「福沢心訓七則は偽作である」 『福沢諭吉全集』(第20巻付録). 東京: 岩波書店. p.10
富田正文. 1964年. 「重ねて福沢心訓について」『三色旗』 198号, p.2.
富田正文. 1972年. 「福沢心訓七則は偽作である」『塾友』 9号, p.5.
慶應義塾編. 1996年. 『慶應義塾豆百科』 東京: 慶應義塾. (No.98 福澤心訓)
http://www.keio.ac.jp/ja/contents/mamehyakka/98.html
1963年から指摘されているのに
 知らない人の方が多いのは慶應義塾の責任でもありますが、
 ほんの少しでもメディアで告知されればこんな無様なことにはならないのでは。

『福沢諭吉全集』(第20巻付録)

富田正文はここで、この偽作心訓の最後の一訓を例にとっています。
一、世の中で一番悲しい事は、うそをつく事です。

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tadkawakita
  • tadkawakita
  • 横浜の歴史にざくっと関心をもって15年です。本腰をいれて学び始めて5年となりますが、学べば学ぶほどに深くなっていきます。
    Y2345というキーワードを作りました。1923年〜1945年までの横浜を軸に「横浜史」を乱学しています。
    史実に出会ったら、できるだけ現在の地を訪れるよう努力しています。

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