No.339-2 12月4日(火)越すに越されぬ国境(くにざかい)

当ブログお得意の飛躍界隈ネタ追加編です。
1995年(平成7年)12月4日の今日、市営バス210系統が運行開始しました。
ルートは境木中学校前〜東戸塚駅前間を小型バスで運行しています。
“今井川”と“柏尾川”の分水嶺、江戸時代から続く東海道の“境木”と昭和後期に誕生した新しい街“東戸塚”を繋ぐミニバスです。
これをネタに国境街道?を紹介しましょう。

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横浜市保土ケ谷区境木(さかいぎ)は、
「相模の国」と
「武蔵の国」の国境の小さな街です。

品濃ニ出ルあたりが境木エリアです。

旧東海道、急な権太坂上に位置し、戦後保土ケ谷のベッドタウンとして開発されました。



No.253 9月9日(日)子規、権太坂リターン
通勤、買物、通学のため境木の地域住民は皆保土ケ谷駅を目指しました。

1980年(昭和55年)10月1日に横須賀線「東戸塚駅」が開業し、
この周辺が大きく変わっていきます。

近くに新しい駅が開業することで、環境が大きく変わり始めますが、
「東戸塚」への道路が整備されていなかったため、バスルートにとって厳しい立地環境でした。地域からのニーズも高まり、
1995年(平成7年)12月4日にこのルートが開通します。
さらに
1998年(平成10年)3月に環状2号線の開通に伴い、東戸塚周辺の接続線が整備されアクセスが改善され交通量が急増します。
境木から東戸塚駅へのアクセスは一部道路幅が狭いため、現在もミニバスで運行されていますが、ピーク時には1時間に17本というピストン輸送状態です。

道路の拡幅は中々住民の合意形成が難しく、当初の計画が実現するには今なお時間が必要なのでしょう。
この旧東海道筋を散策すると多くの発見があります。
保土ケ谷駅から東戸塚駅まで半日コースです。どうぞ旧道の“坂”と“国境”をめぐる道を堪能してください。

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