No.167 6月15日(金) 自然、単純、直裁、正直、経済的

街の魅力を維持するには積極的な住民参加が必要です。
魅力スポット横浜市山手は、
住民によって地域の価値が守られてきたエリアです。
このエリアには 来訪者を魅了する
象徴的な“洋館群”が立ち並びます。
1960年(昭和35年)6月15日(水)、元町公園の一角に移築された
エリスマン邸の開館式が行われました。

エリスマン邸

山手地区には移築を含め
7つの洋館が横浜市によって保全管理されています。
それぞれの洋館情報に関してはHP等に詳しいので簡単な紹介に留めておきます。


1. 横浜市イギリス館〔横浜市指定文化財〕
 上海の大英工部総署の設計

2. 山手111番館〔横浜市指定文化財〕
 J.H.モーガンの設計

3. 山手234番館〔横浜市認定歴史的建造物〕
 朝香吉蔵の設計

 ★隣接する「えの木てい」も朝香吉蔵の設計です。
 http://www.enokitei.co.jp/

4. エリスマン邸〔 横浜市認定歴史的建造物〕
 A.レーモンドの設計

5. ベーリック・ホール〔横浜市認定歴史的建造物〕
 J.H.モーガンの設計で元Stジョセフ寮でした。

6. 外交官の家〔重要文化財〕
 J.M.ガーディナーの設計

7. ブラフ18番館〔横浜市認定歴史的建造物〕

■番外編
 山手公園管理事務所(旧山手68番館)

Antonin Raymond
以上紹介した中で、今回紹介するエリスマン邸は、
Antonin Raymondの手による価値ある建造物です。
A.レーモンドはフランク・ロイド・ライトのもとで学び、彼が帝国ホテルを設計した際、助手として日本を訪れます。
その後、
日本に残り全国に多くの名作品を残します。
また彼の事務所で前川國男、吉村順三、ジョージ・ナカシマなどの建築家が学びました。第2次世界大戦の期間を除いた44年間を日本で過ごし、
「近代建築の父」と呼ばれています。

レーモンドの5原則
レーモンドの5原則「自然、単純、直裁、正直、経済的」を具現化したデザインがこのエリスマン邸に観ることが出来ます。
元々、1926年(大正15年)にワシン坂の山手127番地に建てられたものを1982年(昭和57年)マンション建築時に解体、
現在地(旧山手居留地81番地)に再現されました。

テーブルウェアイベント


http://www2.yamate-seiyoukan.org/seiyoukan_details/Ehrisman/
住所:横浜市中区元町1ー77ー4
開館時間:9:30〜17:00
喫茶時間:10:00〜16:00
休館日:第2水曜日(祝日は開館し翌日休) 年末年始(12/29〜1/3)
TEL・FAX:045-211-1101

■レーモンドの設計作品in YOKOHAMA
 1926年 ライジングサン石油会社ビル
 1927年 旧ライジングサン石油会社社宅(現 フェリス女学院10号館)
 1938年 不二家
 2月10日 不二屋伊勢佐木町店新築開店

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tadkawakita
  • tadkawakita
  • 横浜の歴史にざくっと関心をもって15年です。本腰をいれて学び始めて5年となりますが、学べば学ぶほどに深くなっていきます。
    Y2345というキーワードを作りました。1923年〜1945年までの横浜を軸に「横浜史」を乱学しています。
    史実に出会ったら、できるだけ現在の地を訪れるよう努力しています。

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