【今日の横浜2015】1月21日

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1922年(大正11年)1月21日
小倉石油店が横浜に原油貯油所を開設。現在もJX日鉱日石エネルギー横浜製造所として稼働しています。
現住所は横浜市神奈川区子安通三丁目です。
この「小倉石油店」は埼玉県深谷出身の小倉常吉が12歳の頃、日本橋の油問屋の枡屋・長谷部商店に奉公後、
1889年(明治22年)に独立して石油業を開き日本屈指の製油事業にまで育て上げました。
戦前戦後、日本の石油会社も<金融機関>同様に離合を重ね大手数社に絞られてきました。現在業界第1位の占有率を持つ「JX日鉱日石エネルギー」の前身だった<日本石油=日石>が戦前有数の石油精製事業者となる過程で、最大のエポックが
1921年(大正10年)10月1日新潟の「宝田石油」との合併でした。
宝田石油は新潟に操業した当時日本最大級の石油企業です。
この国内最大の合併が行われた翌年、小倉石油店が横浜に原油貯油所を開設します。生き残りをかけた事業拡張でしたが、
1941年(昭和16年)6月1日、日本石油と合併し「小倉石油横浜製油所」は「日本石油横浜製油所」となります。

(沿革)
1922年(大正11年)1月21日ー小倉石油店が横浜に原油貯油所を開設。
1925年(大正14年)4月10日ー小倉石油店が小倉石油株式会社に改組。
1929年(昭和4年)12月ー小倉石油横浜製油所として操業開始。
1941年(昭和16年)6月1日ー小倉石油と日本石油が合併、日本石油横浜製油所が発足。
1946年(昭和21年)11月30日ーGHQの指令により、石油精製を停止。
1951年(昭和26年)10月1日ー日本石油精製設立に伴い、同社横浜製油所となる。
1997年(平成9年)7月ー日本石油精製が日石三菱石油精製に社名変更。
2002年(平成14年)4月1日ー日石三菱精製が新日本石油精製に社名変更、同社の横浜製油所となる。
2008年(平成20年)4月1日ー横浜製造所に改称。
2010年(平成22年)7月1日ーJX日鉱日石エネルギー発足により、同社の横浜製造所となる。(wikipedia参考)

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