街の商店街が衰退しています。元気がありません。
その中でも、紹介したい元気な商店街が幾つかあります。
その一つが横浜市南区に横浜橋通商店街です。
1936年(昭和11年)8月14日(金)に
現在の横浜橋通商店街名誉顧問「椎名 巌」さんが横浜橋通商店街近くの真金町で誕生しました。
まずは、横浜橋通商店街協同組合名誉会長“椎名 巌さん”のご挨拶から。
「よこはまばし商店街は八百屋さん、肉屋さん、魚屋さんをはじめとする130数店舗が、より新鮮なものをより安く、又よりよいサービスをと競争し、お客様に大変喜ばれている商店街でございます。
拙宅も商店街に大変近いところにございますので、ひまを見つけては家内と商店街をぶらついたり買い物をさせていただいております。
最近ではこのように活気に溢れ、人情味のある商店街は、全国的に見ましても少なくなってしまいました。しかしながらこのよこはまばし商店街は、全商店が一丸となって頑張っております。
商店街名誉顧問として、どうかこれからも末永く御贔屓くださいますようお願い申し上げます。 名誉顧問 桂 歌丸」
そう、今日は落語芸術協会会長で横浜にぎわい座館長、テレビ番組「笑点」の5代目司会を務めた桂歌丸師匠、本名 椎名 巌さんの誕生です。
亡くなるまで地元に暮らし、時々師匠、弟子の姿を見かけることが出来ました。
歌丸師匠の生まれ育った横浜市南区真金町(当時は中区)は、
明治から昭和まで続いた遊郭でもありました。(横浜遊郭史に関しては別項設けます)
ここには、11月に街が変わる酉の市の大鷲神社があります。
この横浜橋通商店街は酉の市の11月は勿論、
年末の年越しセールは身動きできない混み合いです。
ふだんも賑わう横浜橋通商店街、昭和40年代にアーケード化し開放型の伊勢佐木モールと対照的な商店街として賑わってきました。
http://www.yokohamabashi.com
(多くある良い店!から幾つか紹介しましょう)
■呉服と寝具 あさひや 本店
祭礼用品、オリジナル印半纏、鯉口シャツ、ダボシャツの品揃えに関しては横浜随一でしょう。
■横濱そば處 江戸藤
創業100年以上の歴史を持つおそば屋さん。蕎麦猪口 コレクションも見事です。
■とんかつ 喰道楽 梅月茶屋
大通公園口の角にあります。お弁当もおすすめです。→閉店しました。
■うなぎ店 八舟
今でも時々テイクアウト、小さなカウンターで昼食をいただきます。
■京城物産・木浦家(モッポ・チ)
横浜橋通商店街にはキムチの美味しい店が幾つかありますが、私はここで良く買います。
15年前の商店街マップを見ると確かに お店の入れ替わりはありますが、このご時世 生き残って元気なお店の多い商店街である事は間違いありません。未体験の方は 一度立ち寄ってみてください。
商店街を抜けると昔からの芝居小屋「三吉演芸場」があります。
http://miyoshiengeijo.web.fc2.com
No.104 4月13日 てな訳でお後がよろしいようで。
(余談)
歌丸師匠の誕生日8月14日と同じ日、
1887年(明治20年)8月14日真砂町の隣町 平楽に生まれたのが荒畑 寒村です。
彼は生まれてまもなく、鎌倉郡永野村字上野庭の臼居家に里子に出されます。
日本の社会主義者・労働運動家であり、作家としても活躍、衆議院議員も歴任しました。