昨日のJ・R・ブラックには今日につながる話しがあります。
1872年6月12日(水)(旧暦明治5年5月7日)かねてよりの突貫工事で進めていた品川・横浜間の鉄道が仮開業しました。
日本の新聞黎明期に活躍したJ・R・ブラック
No.163 6月11日(月) 反骨のスコッツ親子
彼は、新聞だけではなくビジネスにもその才能を発揮しました。
品川・横浜間の鉄道開業が決まった1872年(明治5年)の横浜で、
「駅構内で新聞を販売したい」と
工部省に申請を出して許可を得た人物がJ・R・ブラックです。
日本で最初の新聞の駅売(即売)は「横浜駅(桜木町駅)」から始まったようです。
国鉄時代にJRブラックさんが駅で新しいビジネスとは!!
冗談はさておき、
新聞の発行だけではなく駅構内での販売を考えたとはすばらしい経営感覚です。
開店当初は出店料が無料だったそうですが、1875年(明治8年)1月から年間36円の有料になったそうです。
ちなみに、駅弁は1885年(明治18年)7月に宇都宮駅で食料品を販売した際に、弁当も販売したのが始まりだそうです。
<参考文献>「駅売弁当 -北から南まで-」山崎きく子(昭和女子大)
横浜で駅弁と言えば!!!崎陽軒ですね。
(ちょっと鉄道横道)
日本初の鉄道営業の開始は6月12日ですが、“鉄道の日”はなぜか10月14日です。
この“鉄道の日”元々『鉄道記念日』といいました。
国鉄民営化で「『鉄道記念日』のままではJRグループ色が強い」という“変な”お達しがあり1994年(平成6年)“鉄道の日”になったそうです。
(そんなことにこだわらなくても良い!って感じですが)
話しを“鉄道の日”10月14日に戻します。
品川・横浜間の正式開業は四ヶ月の仮営業後、旧暦明治5年9月9日の重陽の日に予定されていました。
ところが当日暴風雨で延期せざるを得ず改めて旧暦9月12日(西暦1872年10月14日(月))に正式開業しました。
ということで、西暦の10月14日が『鉄道記念日』となったわけです。
つまり、鉄道営業の開始の6月12日は“仮営業”“試験運転”????????
ということですかね。
初代横浜駅、現在の桜木町駅をうろついてみました。
桜木町駅に新改札口、JR東日本14年春設置へ(2012年の情報)
【紅葉坂口ができます】→紅葉坂口2014年7月オープン!!
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1201120048/
「みなとみらい」へ短縮!とありますが
あまり時間的メリットがあるとは思いません。
改札の混雑緩和が主!ではないでしょうか。(野毛はちょっとダメージ?)
※コレットマーレには朗報ですね。商業施設ができるそうです。JR商法逞しいですね。
ということで
最新情報では 桜木町CIALが登場します。した。
(周辺散歩)新しく桜の木が植樹されています。さてどこでしょうか?
横浜緋桜は横浜生まれの桜です |
かの有名な鉄道発祥の記念碑は現在寂しいところに建っています。
ここでは鉄道記念日ではなく仮開業の日を創業の日としています |
(余談)
駅の立食い蕎麦「川村屋」
このお店 110年以上の歴史があるお店です。
私このお店30年来の利用者ですが、2000年に入る頃までは 関東ワースト10に入るお店でした。
正直美味しいとは言えませんでした。
ネットでも、その前のパソコン通信でも人気無かったのです。
ところが、
今世紀に入り経営姿勢が変わったのか 代替わりしたのか
群を抜いて美味しくなりました。ここは青汁でも有名です。
『横浜富貴楼お倉』鳥居民 1997 草思社にも登場します。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0323.html