(追記版)
気がつかなければ“ただの風景”ですが、視点を変えれば新しい風景が見えてきます。
最近、バスを意識して利用するようになりました。一日乗車券も大量に購入し?!何時でも思った時に使えるようにと財布にストック!
なんと(車内で買えるしICでも購入できるじゃない)
これまでなるべく自転車で市内は巡ろう!と決めて市内散策していましたが、バスの利用頻度が多くなりはじめると、バス路線そのものに関心が向いてしまいます。
今回は「一文字(ひともじ)バス停」一文字のバス停名にスポットを当ててみます。
「一文字(ひともじ)バス停」は意外と少なく、横浜市内でも数える程しかありません。
市営バスルートでは4つ、それ以外で3つ発見しました。
県内でもバスマップで探した範囲ですが 数カ所程度でした。
後半でちょっと紹介します。
※バスマップをひたすら探すという作業で探したので見逃し「一文字(ひともじ)バス停」があるかもしれません。ご了解ください。
(横浜市内の「一文字(ひともじ)バス停」)
都筑区 西(302系統)★
港南区 原(鎌倉街道 県道21号線)☆
磯子区 峰(10系統)★
浜(横須賀街道16号線)★
緑区 境(中原街道 県道45号線)★
戸塚区 表(県道203号線)☆
青葉区 島(神奈中つ01系統)
※★降りたことのあるバス停 ☆通過したことのあるバス停
(実際降りたことのあるバス停ガイド)
(1)都筑区 西(302系統)
市営バス302系統「西」バス停 正確には乗ったことがあるが降りたことはありません。たまたま、ニュータウンの調査の帰りにここからバスにのりました。写真撮ってあって良かった!
バス停付近は、港北ニュータウンの東端を走る第三京浜都筑インターチェンジ出口近くに位置します。
この「西」バス停のある302系統、開通当初は 近隣の工場や事業所関係の利用者中心でしたが、市営地下鉄グリーンライン開通で、役割が変化してきた路線です。
ブルーライン「仲町台」と「東山田」を結ぶシャトル便的な路線となり近隣住民のアクセス向上につながっています。
※「東山田」は「ひがしやまた」です。濁りません。
バス停横には神奈川県内に二つしか無いイスラム教のモスクがあります。
ジャーメ=マスジド=横浜(通称:横浜モスク)
〒224-0025 横浜市都筑区早淵 1-31-13
※ここがなぜ「西」なのか?調べていません。港北ニュータウンを基準にすれば「東」ですが、近くに「西架道橋」があり、この西と関係があるかもしれません。
(2)港南区 原(鎌倉街道 県道21号線)
何度か通過したことがあります。近くを歩いたこともあります。
「原」バス停付近は、鎌倉街道 県道21号線と環状3号線が交わるところにあります。JR根岸線延伸(昭和48年)に伴い開発されたエリアです。
バス停名は「原」ですが、環状3号線「原乃橋」が完成するまでは鎌倉街道の谷間の交差点でした。「原」の名は日野村の字名かもしれません。
環状3号線は現在、磯子区杉田五丁目〜戸塚区戸塚町日之出橋までの区間が開通していますが、全線完成にはまだまだ時間がかかりそうです。
(3)磯子区 峰(10系統)
その名の通り、峰(の中腹)にあるバス停。ここも何度か乗り降りしたことがあります。自転車でも通過しましたがかなり難所です。
根岸線磯子駅から小型タイプの10系統に乗り、「京急杉田駅」駅前から栗木を抜け円海山麓の“峰の郷”終点まで繋がっています。
「峰」は終点の一つ手前にあります。以前はこの「峰」が終点で「円海山」散策スタートポイントでしたが、2001年に特別養護老人ホームが開設するなど地域ニーズが高くなったため延伸しました。
峰
「円海山」に近いバス停です。あまり歩きたくない!方はぜひご利用ください。
「峰」付近には「峰市民の森」他
絶景の「白山神社」、樹林・花の寺「阿弥陀寺」もあり春先・秋口はお勧めのスポットです。「峰せせらぎ遊歩道」がありますが、夏場はブッシュに気をつけてください。あまり手入れされていません。
※円海山は海抜153.3mで横浜で二番目に高い地点です。
第一位は近くにある「大平山尾根筋」(天園峠)で標高159.4mです。
(4)磯子区 浜(横須賀街道16号線)
「一文字(ひともじ)バス停」の中で一番頻繁に利用しています。
県内「一文字(ひともじ)バス停」の中で最も繁華街?!でしょう。
“有名 人気商店街浜マーケット”前がバス停です。
浜
【番外編】磯子区濱
(5)緑区 境(中原街道 県道45号線)
古代から続く道「中原街道」の旧新治村と旧都岡村の境にある尾根筋にあります。
ここからの眺望はなかなかです。近くには南北に広がる自然豊かな公園が点在しています。
No.450 【横浜かわとみちの物語】プロローグ
(6)戸塚区 表(県道203号線)
通過したことがあるだけで、詳細はわかりませんが面白いバス停名です。
「表(おもて)」と読みます。近隣の交差点名・ビル名にもなっていますので古い地名と思われます。
今度近所でリサーチしてみます。
(バス停考)
バスの停留所、位置・名前に関してはいろいろエピソードを拾うことが出来ます。
2015年はバス巡り年になりそうです。エピソードが集まり次第 紹介していきます。
【バス旅】横浜18区路線バスの旅(日曜版)
さらなるチャレンジを計画中です。
県内で「一文字(ひともじ)」バス停をざくっと探してみました。
●川崎市 「平」
→生田緑地入口
●厚木市 「泉」☆
→厚木から半原方面へ
●秦野市 「関」☆「北」☆
→第61回全国植樹祭会場「県立秦野戸川公園」に参加した時に通りました。
戸川公園
「峠」
●足柄上郡大井町 「柳」
峠柳
●藤沢市 「城」☆
間違いではありません。「城」は「たて」と読みます。バス停の読みは時々 驚かされます。
●鎌倉市 「台」
→大船駅からすぐです。地名「台」をそのまま使っていますが、一般的には「台町」というような“町”をつけるケースが多いようですがここでは「台」一文字です。
●足柄上郡松田町 「寄」(やどりき)★
→釣り・キャンプのスポットです。一字で「やどりぎ」と読みます。
横浜では「鉄」→(くろがね)という地名があります。
※★降りたことのあるバス停 ☆通過したことのあるバス停
公共交通としての路線バスの歴史は長く、私たちの都市生活に欠かせない移動ツールです。きめ細かなネットワーク網を活かした新しいモビリティの可能性は十分にあると思います。路線バスは根底から価値観の転換で、面白くなると思うのですが。
(2016年4月 追記)