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暦で語る今日の横浜【9月26日】

横浜の年表から
 今日起った出来事をピックアップしました。

●1874年(明治7年)の今日
「1月から9月までガス灯の街頭点火料の滞納が8,100余円に上り(8割強)、このため高島嘉右衛門は株式会社の組織を計画した。しかし当局はこれを許可しなかったためガス会社は極度の経営難におちいり、ついてその譲渡を町会所に申し出るにいたったので、町会所は県庁にたいし、ガス灯譲受けの願書を出した」
政商 高島嘉右衛門の実績に一つにガス灯事業があります。

このガス会社設立を巡ってはガス会社建設の権利を得るために“愛国心”を巧みに使い“あくどい”手法で獲得します。フランス人技師を招いてガス工場(横浜瓦斯会社)を伊勢山下に建設します。
時代が早すぎたのか、経営が甘かったのか 経営難に陥ります。
(横浜瓦斯会社の歩み)
1871年(明治4年)ガス会社を伊勢山下の石炭蔵跡に建設。
1872年(明治5年)に完成。
1874年(明治7年)ガス灯譲受けの願書を提出。
1875年(明治8年)横浜町会所に譲渡されます。
その後、
1892年(明治25年)4月に横浜市瓦斯局となり
1944年(昭和19年)11月に東京ガス株式会社となります。
2013年(平成25年)7月
本町小学校で
日本で初めてガス事業を起こした「横浜瓦斯会社」の遺構が出土しました。

出土したのはホルダー(ガスタンク)の基礎の一部です。
今回発見されたものは、横浜市瓦斯局時代の
1906年(明治39年)に設置された4号ガス溜の基礎と推定されています。
(国内最古のガス管)
http://www.tohatsu.city.yokohama.jp/news3.html

No.27 1月27日 ニッポン、国際コンペに勝つ

No.28 1月28日 高島嘉右衛門と福沢諭吉(加筆)

●1876年(明治9年)の今日
神奈川裁判所が横浜裁判所と改められ、庁内を区画して別に区裁判所を置いた
裁判所は誕生期から役割と名称が変化します。
1872年(明治5年)8月
 「神奈川裁判所」として神奈川県庁内に司法裁判所開設
1876年(明治9年)9月
 「横浜裁判所」と変更

1877年(明治10年)6月北仲通5丁目の元フランス公使館跡に移転
1882年(明治15年)1月
 「横浜始審裁判所」と変更
1890年(明治23年)3月
 「横浜地方裁判所」(裁判所構成法施行により変更)
1923年(大正12年)9月1日
 庁舎倒壊消失
1923年(大正12年)12月
 横浜公園内の仮庁舎に移転
1925年(大正14年)10月
 中区日本大通9番地の旧横浜生糸検査所を模様替えし移転
2001年(平成13年)7月
 地下2階,地上13階建ての新庁舎が完成

No.339 12月4日 (火)「横浜から神奈川」へ

●1937年(昭和12年)の今日
新山下町貯木場地先海面にヨットハーバーが落成し
祝賀ヨット競技大会が挙行されました。

1940年(昭和15年)に東京で夏季オリンピック開催の決定にともない、
横浜市はヨット競技の誘致に成功し、ヨット競技開催の準備を進めます。
1937年(昭和12年)には、
東京オリンピック(昭和15年)に備えて設計コンペが開かれます。
中区新山下町にオリンピック用の仮ヨットハーバーが9月に落成し、
横浜ヨット港(ヨットハーバー)建設が計画されます。
この時に、ヨット競技の開催に尽力したのが横浜ヨットクラブ(YYC)です。

No.202 7月20日 (金) 港をヨットが舞った日

このヨットハーバーは、
1968年(昭和43年)まで使用され、
その後
1977年(昭和52年)磯子区に移転開設されます。

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