横浜の水辺

第960話【横浜真景一覧図絵徹底研究】第五話 【資料編】

第960話【横浜真景一覧図絵徹底研究】第五話

今回は 横浜真景一覧図絵に見る「橋梁」を追いかけてみた。 明治期に大岡川で架橋された多くの<橋>は現在も少し位置の変更はあるものの残っている。運河が廃止されたことで消え去った橋梁も多いが、1974年(昭和49年)まで大岡川下流域は運河の街だった。 大岡川下流域橋梁図一部 横浜真景一覧 この絵図から橋…
第959話【横浜真景一覧図絵徹底研究】第四話 大岡川水系

第959話【横浜真景一覧図絵徹底研究】第四話

複数回にわたって横浜真景一覧図絵から見える横浜を研究している。 ここに描かれた横浜の風景は「運河」の町横浜を如実に現している。 運河には作業船が多数走り、港には大型船も停泊中。  横浜港沖に停泊中の大型船。 有名な話だが、横浜港には当初、小さな「象の鼻」程度の桟橋しか無かった。大型外国船は…
第957話【横浜真景一覧図絵徹底研究】第二話 大岡川水系

第957話【横浜真景一覧図絵徹底研究】第二話

この「横浜真景一覧」を現在と比較してみると、運河筋の正確さに気づく。 大岡川・派大岡川・中村川・堀川の形状は概ね正確に描かれていることがわかる。元資料となった地図があったのかもしれない。 ところがこの絵図の凄さは その観察力である。 クローズアップしてみると運河に描かれた船類がきちんと種類を区別して…
第952話 吉田町通物語 大岡川水系

第952話 吉田町通物語

昭和の記憶に開港の時代が刻み込まれている瞬間に出会う。吉田町では、店の名に<土手>をツケて呼んでいたと聞いて久しぶりに痺れた。 これこそ昭和に伝わっていた開港の記憶だ! 吉田町の大店(おおだな)だった「武蔵屋呉服店」は当時「土手のむさしや」と呼んでいたと伊勢佐木に店を移した「むさしや」の津田さんに伺…
第950話 【大岡川】千秋橋の謎 大岡川水系

第950話 【大岡川】千秋橋の謎

今回は謎のみで<解いていません> (大岡川運河群の誕生) 大岡川下流域はかつて大きな入海で、江戸期に吉田新田が干拓で誕生します。この吉田新田の誕生によって「大岡川」「中村川」「派大岡川」が誕生します。 この時点では、新田の中央に灌漑用水路として「中川」がありました。川というより田畑に水を供給した用水…
第949話【横浜絵】五雲亭貞秀「横浜鉄橋之図」2 【資料編】

第949話【横浜絵】五雲亭貞秀「横浜鉄橋之図」2

前回、 五雲亭貞秀が描いた代表作の一つ「横浜鉄橋之図」から野毛近辺をクローズアップして風景を読み解いてみました。今回も引き続き、「横浜鉄橋之図」鉄の橋の下を通過する荷物満載の船と横浜製鉄所、魚市場あたりを眺めてみることにします。 横浜が開港して、外国人の居留地と日本人街が形成されます。治水以上の理由…
第948話【横浜絵】五雲亭貞秀「横浜鉄橋之図」 大岡川水系

第948話【横浜絵】五雲亭貞秀「横浜鉄橋之図」

・横浜絵の誕生 開港後、初代イギリス公使オールコック(Rutherford Alcock)が「人の住まぬ湾のはしの沼沢から、魔法使いの杖によって、日本人商人たちが住む雑踏する街ができた」「魔法使いの杖 の一振りによって茸の生えた一寒村が一瞬にして国際港と化してしまった」 と表現した横浜は徳川幕府末期…
第947話【横浜の橋】リユース都橋(みやこばし) 横浜の橋

第947話【横浜の橋】リユース都橋(みやこばし)

※なんとサボりにサボって2018年初ブログです。まずは慣らし運転で。 大岡川の橋を良く渡ります。 中でも「都橋」を渡ることが一番多く、好きな橋でもあります。橋には<蒲の穂>をモチーフにしたレリーフが飾られています。親柱の電灯にも重厚感があります。時折カモメが止まっている風景は港街を感じさせます。 「…
第943話【今無い風景を読む】汽車道と北仲通の壁模様 横浜の水辺

第943話【今無い風景を読む】汽車道と北仲通の壁模様

1997年(平成9年)に開通した汽車道(開港の道)を渡る折、 開通直後の汽車道 桜木町駅から日本丸の脇に立つと、いつも気なる風景がありました。 帝蚕倉庫の壁に設置されていた「Panasonic」の光学ディスクをモチーフにした広告です。 それ以上にこの壁に這うツタの葉が描く<模様>に釘付けとなったこと…
第932話 【祭りの風景】牛頭天王 幕末明治の横浜

第932話 【祭りの風景】牛頭天王

祭りの風景画像を読み解いてみます。 祭りの準備なのか、祭りの後の一休みなのか? この風景は 1905年(明治38年)ごろ使用された絵葉書の画像部分です。 幟(のぼり)には「奉献 牛頭天王宮 本牧宮原」とあります。 年号も書かれていますが、<四年>の文字が読めますので、明治34年の画像でしょうか? は…