第993話【一枚の絵葉書】根岸療養院
根岸療養院 前回は中村石川にあった「横浜市中央教材園」の絵葉書から導き出された風景を紹介しました。今回も前回と同様の「一枚の絵葉書」から横浜史の一風景を読み解いていきたいと思います。 この【一枚の絵葉書】シリーズは、手元…
(横濱界隈通信)様々な横浜界隈を歴史から現在まで一つひとつたどりながら紹介していきます。
根岸療養院 前回は中村石川にあった「横浜市中央教材園」の絵葉書から導き出された風景を紹介しました。今回も前回と同様の「一枚の絵葉書」から横浜史の一風景を読み解いていきたいと思います。 この【一枚の絵葉書】シリーズは、手元…
シンガー日本市場を席巻 戦後生まれの人には<ミシン>といえばシンガー以外にジャノメ・ブラザー(安井兄弟社)・ジャガー(丸善ミシン)といった国内メーカーが登場しますが、戦前は圧倒的にシンガーでした。 幕末、横浜に初めて上陸…
日本の近代化は同時に始まった訳ではありません。新しい制度、道具、技術、言葉、人物…様々な要素が時期をずらしながら重なる中で、 人々は受容と反発を繰り返し近代化は進行してきました。 日本の近代化は<開国>によって幕が上がり…
横浜の運河を追いかけています。【真景絵図】シリーズの合間に運河を入れます。 今回は桜川運河です。 桜川は現在の横浜中心市街地を支えた運河群の一つで大岡川と帷子川を繋ぐ約2kmの運河でした。 1870年(明治3年)に誕生し…
前回から25年版・35年版を比較し10年間を探ってみました。 おさらい <一目見ての大変化> 海岸通り部分の埋立 大桟橋の完成 富士見川運河が消滅 前回の 第985話【横浜真景一覧図絵徹底研究】第六話で簡単に紹介し…
今回から数回に分け、尾崎富五郎の描いた二版の鳥瞰図を元に(十年間の)変化を読み解くことにします。 この「横浜真景一覧図絵」徹底研究シリーズは今回で第6回目となります。 第1回から第5回までのシリーズで基本資料としたのが …
1930年(昭和5年)8月2日(土)の今日、 午前9時半、横浜港に日本郵船の北大西洋航路定期船「龍田丸」が桑港(サンフランシスコ)から入港しました。 この年の春4月25日に初就航した「龍田丸」は浅間丸姉妹船として三菱造船…
1000話まで後40話となったので、力まずブラブラ書いていくことにしました。 そもそもこのブログは私が<横浜>を一から学ぶ、確認していくという作業の一つとして始めたものです。1000話まではこのスタンスで進め、それ以降は…
初代横浜駅前の様子 「横浜真景一覧」には他のエリアとは異なり少々おざなりな描かれ方の初代横浜駅が描かれている。 横浜に初めて鉄道が開業したのは1872年6月12日(明治5年(旧暦)5月7日)のことだ。維新直後の明治2年に…
明治中期に描かれた地図に「横浜真景一覧」という実に見事な鳥瞰地図がある。測量による近代地図的描法が取り入れられ平面図が主流になった時期の珍しい都市鳥瞰図である。 この地図を詳細に見ていくと様々なことが見えてくる。今回から…