先ほどまで“横浜市営バス運行が始まった日”で原稿をすすめていましたが、
記念日一覧で思い出したことがあってこちらに急遽します。
11月10日はいろいろな記念日になっています。
その中から横浜に因んだ記念日を紹介します。
「11月10日エレベーターの日」です。
日本エレベーター協会が1979年(昭和54年)に制定しました。由来は1890年(明治23年)の今日、東京・浅草の「凌雲閣」に日本初の電動式エレベーターが設置され一般公開された日に因んでいます。
(エレベーターといえば)
横浜にも創業90年の歴史を誇る「横浜エレベータ株式会社」という会社があります。この会社、数ある大手エレベーター会社には無い「オンリーワン」で勝負しています。
www.yokohama-elevator.jp
創業は1923年(大正12年)エレベーターの専業メーカーとして神奈川・東京首都圏を中心に全国各地に多様なエレベーターを納入しています。
特に荷物用・油圧式エレベーターに強みを持つ会社です。
「2007年にはかごの中をガラス張りにし、油圧ジャッキのみの昇降路とガイドレールをなくした『テレスコ式』エレベーターを制作納入。特許を得ているほか、業界誌『Elevator World』(エレベーターワールド)Project of the yearを受賞している。」(Wiki)
このガラス張りエレベータが最も似合う場所が「横浜国際客船ターミナル」で米国の業界紙「エレベーターワールド」主催のコンテストで1位になった実績があります。
2009年『Elevator World』
Category 1: Elevators, New Construction (tie)
Nicolas G. Hayek Center — Yokohama Elevator Co., Ltd.
http://www.elevatorworld.com/Extras/01_09/extras.html
1923年 – 横浜エレベータ商会として創業。
1946年 – 富士美興業株式会社設立。戦後、GHQより日本全国のGHQ施設のエレベーターの復旧工事と性能検査を受託することにより事業を発展させ、今日の基礎を固めた。
1949年 – 横浜エレベータ富士美興業株式会社に社名変更。
1952年 – 自社製エレベーター開発、販売開始。
1959年 – 横浜エレベータ株式会社に社名変更。
1963年 – パウルシュミット社(ドイツ)と販売技術提携。
1966年 – 油圧エレベーターの開発、販売開始。
1976年 – 寶組勝島倉庫に積載量50トンの油圧式エレベータを納入。
1995年 – エスカレーター販売開始。
2004年 – 横浜国際客船ターミナルに納めたエレベーター(ガラス張り・ガイドレールレス)が米国の業界紙「エレベーターワールド」主催のコンテストで1位に。
(実績)
横浜高速鉄道みなとみらい線 日本大通り駅(乗用/機械室レス、シースルー)
大さん橋国際客船ターミナル(人荷用/シースルー、テレスコフレーム)
磯子区総合庁舎(乗用)
横浜市交通局立場駅地下鉄1号線(乗用)
横浜市営勝田住宅 (住宅用/階段室型エレベーター)
横浜市立大学医学部付属市民総合医療センター (寝台用/ヘリポート)
かながわ労働プラザ(乗用/3台群管理)
http://www.zai-roudoufukushi-kanagawa.or.jp/~l-plaza/
横浜市営 勝田住宅第7期1工区 (住宅用/階段室型エレベーター)
神奈川県警察 港北警察署 (乗用/機械室レス・トランク付)
横浜ランドマークタワーロイヤル (人荷用)
川崎市立岡本太郎美術館 (乗用)
横須賀市美術館(乗用/シースルー)
金沢21世紀美術館 (乗用/シースルー、テレスコフレーム)
津久井赤十字病院 (寝台用)
東京都現代美術館 (乗用/シースルー)
羽田空港 第1旅客ターミナルビル (乗用)
東京ドームシティMEETS PORT (荷物用/3枚戸上方開き)
東京ドームシティMEETS PORT (人荷用/機械室レス、3枚戸横開き)
※さすがにエレベーターに関しては撮影していないものだ!と実感。
観察力アップしないと反省しきり。