昨日に続き新港埠頭が舞台です。
日本ポルトガル修好通商条約150周を記念して、ポルトガル海軍の帆船サグレス号(1,940トン)が2010年(平成22年)7月24日(土)の今日、横浜港新港埠頭に初入港し一般公開されました。
汽船の時代ですが、海に帆船は似合います。
近年多くの帆船が横浜港を訪れていますがポルトガル帆船の横浜寄港は初めてです。
「N.R.P Sagres」
ポルトガル海軍所有の1961年(昭和36年)に就役した大型練習帆船で、過去2回日本に寄港経験があります。
総員139名、帆に描かれたヘンリー航海王子ゆかりのキリスト騎士団の「十字紋章」がひときわ印象的です。
船名のサグレスとは、ポルトガル南端に位置するアルガルベ地方ヴィラ・ド・ビスポに属する町の名で、大航海時代の原点となったヘンリー航海王子が航海学校を設立したサグレス岬に由来しています。
N.R.P SagresのN.R.Pは「ポルトガル共和国海軍」の略です。
日本とポルトガルの歴史といえば16世紀、日本を訪れたフランシスコ・ザビエル(スペイン人ですがポルトガル王ジョアン3世の依頼でアジアに)に始まり、鹿児島県(種子島)や大阪(堺市)など西日本の長い交流が続いています。
江戸時代は他国と同様に国交も無く幕末の開国後の1860年に日葡和親条約、日葡修好通商条約が調印され二国の交流が再開します。
その後、細く長い交流が継続し、
修好通商条約150周記念を記念して2010年の今日、横浜に寄港したものです。
ポルトガルの帆船サグレス号が横浜港に初入港、一般公開も
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1007240016/
帆船サグレス(SAGRES)が横浜に初入港/神奈川新聞(カナロコ)
http://www.youtube.com/watch?v=lP8IWnafAf4
ポルトガル海軍練習帆船「サグレス」横浜入港
http://www.youtube.com/watch?v=AD-1pynL5F4
※(神奈川県では)逗子市がナザレ市と2004年7月国際友好都市締結
この「帆船サグレス号が横浜港に初入港」をキッカケにポルトガルと横浜の関係を探ってみましたが、中々見つかりません。
ポルトガルは隣国スペインと同様にサッカー王国です。
サッカー繋がりで調べてみました。
ありました。ちょっと意外な関係が。
サッカーJリーグに過去外国人選手は何人くらい活躍したと思いますか?
ざくっと調べたところ過去現在含め約1,400人全国のチームで活躍しています。
その中で、ポルトガル出身のJリーガーといえば?
たった3人しかいません。
意外でした。
ポルトガルから独立したサッカー大国ブラジルはといえば、なんと800人を超える選手が日本で活躍しています。
外国人Jリーガーの過半数がブラジルサッカー出身だったのです。
ポルトガル出身のJリーガーは3選手で
20世紀の偉大なサッカー選手100人の一人で“欧州のマラドーナ”と言われたポルトガル代表のフットレ選手と若きフェレイラ選手の2人が
1998年リーグで横浜フリューゲルスに所属していました。
もう一人はミゲル選手でサンフレッチェ広島(2000年)に所属していました。
1998年リーグといえば、横浜フリューゲルス最後の年、特別な一年でした。
残念ながら天皇杯優勝メンバーとして残ることはありませんでしたが、横浜フリューゲルスに欠かせないメンバーであったことは間違いありません。
欧州のマラドーナ、フットレ選手は最後の現役時代を横浜で過ごし16試合3得点の存在感を示しました。
ポルトガル共和国
Portuguese Republic
面積:92,207.4 平方キロメートル(日本の約4分の1)
人口:1,055 万 5,853 人(2011 年 6 月 30 日現在)