【横浜の小さな橋】№8 日影橋

今日は「日影橋」を紹介する。恐らく地元の人しか記憶に無い実に地味な橋だが、私のお気に入りPOINTの一つとして紹介しておきたい。
この【横浜の橋】シリーズを始めようと思ったキッカケの一つがこの「日影橋」だった。もう3年前のことだ。2013年の夏、田奈駅から市境ぶらり歩きをするために恩田川を遡上中に出会ったのが「日影橋」だった。恩田川流域 地味ながら横浜の風景、川と橋の関係を考える上で大切な<橋>との出会いだった。
「日影橋」は一級河川「鶴見川」一次支川「恩田川」に架かっている。
二次支川「奈良川」との合流点に設置されているごく普通の桁橋だ。lightP7042598<写真左奥の青い橋が「日影橋」全体の映像は後段で>
竣工:昭和43年3月
橋長:26m
幅員:4m
恩田川は現在の「青葉区」と「緑区」の境となっている。合流する奈良川は恩田(青葉区)一帯を潤す支川で、長津田(緑区)の河岸段丘による台地にぶつかるかたちで恩田川に合流している。
グーグルアースでこの橋周辺をご覧頂きたい。恩田川日影橋 2016-02-18 07.44.01

青葉区の奈良川流域に広がる農地が美しい。実は横浜は近郊農業の町でもある。横浜産の小松菜やキャベツは<かくべつ>だ。住農工商のバランスを考える際、農地の風景は都市にも重要な風景である。すぐ近くには住宅地が迫っている。

日影橋
「日影橋」の名は、古い地名から採っている。旧恩田村字日影山の「日影」を橋名にしているそうだ。因みに、日影は<日陰>ではない。陽の光が影を生む場所を指している。
「日影橋」横には河辺降りることができる階段があり、橋の下のちょっとした<親水空間>が暑い夏の日差しを凌ぐには最適な場所となっている。lightP7042594日影橋 私はここで真夏のランチタイムを楽しんだ。川の水も澄んでいてウォーキングの疲れを癒やすにはもってこいの空間だったのでこの橋が気に入ったのかもしれない。light120704n0087奈良川lightP7042608 (市境めぐり)
日影橋から二つ橋を過ぎると恩田川は東京都町田市成瀬に入る。ここから県境をしばらく歩くことができる。左右に<杉山神社>があり、しばらくすると見事な<尾根境>に入る。市内有数の地境が実感できる散策ルートといえるだろう。ぜひ「恩田川」とセットでお薦めする。lightP7042722 lightP7042707 lightP7042701 lightP7042696 lightP7042688

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tadkawakita
  • tadkawakita
  • 横浜の歴史にざくっと関心をもって15年です。本腰をいれて学び始めて5年となりますが、学べば学ぶほどに深くなっていきます。
    Y2345というキーワードを作りました。1923年〜1945年までの横浜を軸に「横浜史」を乱学しています。
    史実に出会ったら、できるだけ現在の地を訪れるよう努力しています。