第990話 近代・ミシン・横浜(2)
シンガー日本市場を席巻 戦後生まれの人には<ミシン>といえばシンガー以外にジャノメ・ブラザー(安井兄弟社)・ジャガー(丸善ミシン)といった国内メーカーが登場しますが、戦前は圧倒的にシンガーでした。 幕末、横浜に初めて上陸…
(横濱界隈通信)様々な横浜界隈を歴史から現在まで一つひとつたどりながら紹介していきます。
シンガー日本市場を席巻 戦後生まれの人には<ミシン>といえばシンガー以外にジャノメ・ブラザー(安井兄弟社)・ジャガー(丸善ミシン)といった国内メーカーが登場しますが、戦前は圧倒的にシンガーでした。 幕末、横浜に初めて上陸…
日本の近代化は同時に始まった訳ではありません。新しい制度、道具、技術、言葉、人物…様々な要素が時期をずらしながら重なる中で、 人々は受容と反発を繰り返し近代化は進行してきました。 日本の近代化は<開国>によって幕が上がり…
横浜の運河を追いかけています。 今回は「派大岡川運河」です。 大岡川と中村川を結び、吉田新田誕生と同時に誕生し昭和48年に消えた運河です。 上図は、幕末開港直前の吉田新田付近です。横浜村がペリーとの交渉場所となり、その後…
明治期に発行された鳥瞰図マップの傑作「横浜真景一覧図絵」から当時の風景を比較します。 今回は建築物です。 明治25年版と35年版からトピックスを幾つか探し出しました。 [横浜税関] この絵図の海岸中心部には桟橋(象の鼻)…
横浜の運河を追いかけています。【真景絵図】シリーズの合間に運河を入れます。 今回は桜川運河です。 桜川は現在の横浜中心市街地を支えた運河群の一つで大岡川と帷子川を繋ぐ約2kmの運河でした。 1870年(明治3年)に誕生し…
前回から25年版・35年版を比較し10年間を探ってみました。 おさらい <一目見ての大変化> 海岸通り部分の埋立 大桟橋の完成 富士見川運河が消滅 前回の 第985話【横浜真景一覧図絵徹底研究】第六話で簡単に紹介し…
今回から数回に分け、尾崎富五郎の描いた二版の鳥瞰図を元に(十年間の)変化を読み解くことにします。 この「横浜真景一覧図絵」徹底研究シリーズは今回で第6回目となります。 第1回から第5回までのシリーズで基本資料としたのが …
※自分用を兼ね簡単に整理した横浜駅の基本情報をアップします。 ■三回引っ越した横浜駅 横浜基本情報の定番の一つが【さまよえる横浜駅】です。ペリーが横浜の応接所に上陸し様々な当時の最先端テクノロジーを紹介しました。 中でも…
これは昭和5年の年賀ハガキです。 横浜市中区紅葉ケ丘三号 学務部長殿 とあります。 ここに記された宛名の「学務部長」は 神奈川県学務部長 九鬼三郎と推測しましたが、確証ありません。 戦前の学務部長は公立学校の事務方トッ…
路上観察の愉しみ方は街の片隅に残されている<記憶>を探ることにあります。暗渠・マンホールは川と街の関係を知る<標(しるし)>です。文字系の街の記憶の代表は<バス停><電柱プレート><道標>です。今回は「バス停考古学」を紹…