暦で語る今日の横浜【9月18日】

横浜の年表から
 今日起った出来事をピックアップしました。
●1874年(明治7年)の今日
「路上、橋際で人力車の客待ち停止が多く通行の妨げとなるため人力車並列場を設け、以後そこに置くように指示した。」(神奈川県史料)
明治以降急速に成長した人力車は、明治期のモータリゼイション時代のパイオニアですが、交通ルールが決められていなかったため、多くのトラブルも起ってきます。
バブル時代に繁華街のタクシーが社会問題となりましたが
歴史は繰り返すのかも知れません。
「人力車並列場」とは現在のタクシー乗り場のことです。

●1878年(明治11年)の今日
新橋・横浜間の汽車運行事業で中等の空席が多いため苦慮していた国は
上・中等の旅客に往復切手(割引往復乗車券)の制度を設け割引し乗車促進策とします。実施は11月1日で、日本初の往復乗車券のはじめといわれています

●1906年(明治39年)の今日
山崎紫紅、「史劇 七つの桔梗」発表
山崎紫紅、横浜生まれの劇作家。本名山崎小三。
史劇を多く手がけ「七つ桔梗」は彼の代表作の一つ。

●1925年(大正14年)の今日
野毛山公園が開園しました。
面積は27,500坪でもとの「原善三郎」と「茂木惣兵衛」の庭園を併せこれに水道給水場を加えたものです。野毛山公園は災害復興事業として始まった事業です。
No.101 4月10日 薄れ行く災害の記憶

●1963年(昭和38)の今日
飛鳥田市長が市会で初の市政運営方針を発表

横浜市六大事業
http://ja.wikipedia.org/wiki/横浜市六大事業
No.393 横浜外環状線に遊ぶ

No.37 2月6日 都市デザインの実践場

No.58 2月27日(月)政治家が辞めるとき

●1915年(大正4年)の今日
横浜市は、セルビア救済のために「万国救難の会」結成し義捐金募集を開始します。
※第一次世界大戦の舞台となった バルカンの火薬庫セルビアは、中世オスマントルコ支配から独立したころから小国同士の争いが絶えない地域でした。1912年〜1913年にバルカン戦争を通してオスマン帝国から独立を勝ち取りますが、1914年(大正3年)6月28日ボスニア地方の州都サラエヴォで起ったフランツ・フェルディナント大公の暗殺をキッカケに全面戦争に突入します。第一次世界大戦の始まりです。
この第一世界大戦で
セルビアは全人口の28%、男子人口の58%を失います。
1919年(大正8年)のパリ講和会議では日本の提出した人種差別撤廃案に賛成するなど民族問題に取り組む姿勢をとりますが、この地域の人種差別と宗教差別による歪みは、20世紀後半まで火種となって残りました。

●1919年(大正8年)の今日
小野光景(おの みつかげ) 75歳で亡くなります。
横浜商業高校(Y校)の前身にあたる横浜商法学校を創立しました。
絹糸輸出商社の小野商店を創業した実業家で貴族院議員を歴任。
中央本線(辰野支線)に彼の名にちなんだ「小野駅」がありますが、鶴見線の「鶴見小野」は、この地を埋め立てた小野高義・鱗之助親子に因んだものです。

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