No.455 東海道の横浜を歩く

「横浜道」に引き続き横浜の街道「東海道」を紹介します。
東海道と言えば、江戸時代に整備された徳川幕藩体制を支えた物流を支えた主要街道の一つです。
横浜エリアの東海道を何回かに分けて歩いてみましたので
紹介します。

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【鶴見市場から生麦】

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横浜東海道の旅は「鶴見市場」からスタートします。
京急鶴見市場駅から北方向に商店街を抜けると「熊野神社」にぶつかります。

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鶴見熊野神社

横浜市鶴見区市場東中町9〜21
殺風景な境内のわりに派手なHPがあります。
●「横浜市立市場小学校発祥の址」の碑
●加舎白雄と大島蓼太の句碑(飯田九一 選と揮毫)
この「熊野神社」前の通りが旧東海道です。
No.264 9月20日(木)「鼾かく人を流罪す月今宵」

鶴見川橋を渡りますが、鶴見川に鶴見川橋の名からもこの街道の歴史を感じます。

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右手に「鶴見神社=杉山神社」があり街道の鎮守の役割をもっていることがわかります。
京急「鶴見駅」の線路下を(抜けられませんが)通り、
ベルロードつるみ・鶴見銀座商店街を抜けます。
鶴見線の架橋をくぐり
鉄道レトロの「国道駅」前から
生麦魚河岸通りを通ります。
【番外編】生麦、旧東海道を歩く

No.383 【生麦界隈】横浜史を生麦で体験

【子安から神奈川】

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国道15号線がほぼ東海道をトレースしています。
入江川派川(海岸線に平行している運河)
ここが子安から神奈川が最も昔のままの海岸線をイメージできます。

No.216 8月3日 (金)この道は金港に続く

東神奈川は横浜市内最初の宿場町です。
神奈川県内最大の宿場町でもありました。

神奈川宿に関しては
別にテーマを立て 紹介します。

【神奈川から保土ケ谷】

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横浜中心部に入ってきました。
東海道が 海に別れを告げ、内陸に入っていく分かれ目が
青木橋あたりです。
No.452 横浜道から開港当時を探る

No.453 「横浜道」を歩く (前編)

No.454 「横浜道」を歩く (後編)

鶴屋町から保土ケ谷までは 旧東海道の道筋が残っています。
八王子街道への別れ道「追分」を過ぎると
横浜賑わい商店街ベスト3に入る
洪福寺松原商店街です。
No.414 競争共栄商店街

ここまで渡ってきた川が
鶴見川
入江川
滝野川
そして
帷子川と今井川の合流地点が
相鉄線「天王町」駅前です。
東海道は今井川に沿って保土ケ谷宿に入ります。
JR保土ケ谷駅前を過ぎ、東海道・横須賀線の踏切を越えると
保土ケ谷宿 本陣跡に出ます。
この保土ケ谷宿からは 金澤古道が分岐しています。

【保土ケ谷から品濃町】

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横浜市内の東海道最大の難所です。
何度来てもこの坂の急傾斜前で躊躇します。

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急坂「権太坂」です。

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ここを越えると「境木」です。
武藏の国と相摸の国の国境(くにざかい)です。


No.253 9月9日(日)子規、権太坂リターン

No.339-2 12月4日(火)越すに越されぬ国境(くにざかい)

【番外編】 1月17日(木)横浜は坂ばかり
横浜は坂が多い街ですが、中でも権太坂は厳しい!!!

かつて栄えた!
境木商店街も火が消えつつありますが
ここは元気です。
創作和菓子処 栗山


ご当地もの たくさん買ってきました。


「男爵さま」が最新の作品だそうです。いけまっせ!


新製品を創る努力と工夫が大切ですね。
http://www.wagashi-kuriyama.co.jp

境木の峠を越えると
東戸塚に入ります。
この街は 1980年(昭和55年)10月1日に横須賀線の新駅が開業し
日立製作所関連企業、西武等による開発が行われ新しい街が生まれました。
※日本現役最古の鉄道トンネル「清水谷戸トンネル」は
 東戸塚駅と保土ケ谷駅間にあり東海道下りルート最初のトンネルです。

旧東海道には品濃一里塚跡を示す碑があります。

【品濃町から戸塚】

東戸塚から柏尾川支流に沿って旧東海道はつながっていきます。
戸塚ネタはこのブログでもかなり取上げています。
No.142 5月21日 戸塚は鎌倉?(加筆修正)

No.306 11月1日(木)戸塚駅東口小史

No.351 12月16日(日)戸塚踏切をなんとかしろ

No.48 2月17日 さよならYDL

この先、藤沢宿までの旧東海道は踏破していません。
湘南に抜ける時は、戸塚駅前から柏尾川にそって川ルート下りばかりで
実は もう一つの 山越えが 待っています。
「原宿」あたりのルートです。
この区間は 今年中に踏破する予定です。
※藤沢宿から平塚宿までは徒歩踏破しています。

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